2008/10 ~ 2009/11 の1年間、古い木で遊んだ記録です。
こんなことをいうと、語弊があるかもしれませんが、展示をするために船をつくり続けたわけではありません。
ただ、”自分が1年間何かを、やり続けることができるのか?”ということを、自分に課すためにはじめたのです。
だから、この展示は自分にとっては、おまけなのです。
本来の目的は果たし自分に向き合えた1年になったのですから。
もう1つ自分にとって大切なことがあります。
それは、船に使った木材は、すべて星ヶ丘にあったものです。
原っぱで剪定された木や、この場で役目を果たした古材です。
その古材が、自分には、とても惹かれるものでした。ただただ朽ちた木が、ここに存在したからこそ、
船をつくろうとおもえたし、つくり続けることができたのだと思います。
船の1つ1つはさまざまで、
決して完成されたものでもなく、小学生の工作の延長のようなものです。
ですが、それぞれに表情があってその時の自分の気持ちが素直にでているなと思っています。
そんな300艘が、浮かんでいます。
玉井健二
Play with ship
一日一艘の記録
300艘の船が向かう旅の記録
SEWING GALLERY
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秋篠の森 月草
TAMBURIN GALLERY
The State Central Museum of Contemporary History of Russia/モスクワ
海辺と珈琲 ことり